棲み処(すみか)へ持ち帰った羊のお肉を一番に口にしなかった理由とは・・・。
2024.05.17
犬の母子について述べらている箇所の中で、
おもに育児中の母と子の絆は
言うまでもなく固いと言うのは想像はつくが、
いくつになっても、年長者には頭が上がらないのが普通だそうです。
ここで野生の狼ではあるのですが、
深い愛情で繋がっていた母子の
心温まるエピソードがあったのでご紹介いたします。
1890年頃、アメリカのリトルミズーリ川の谷間に
年をとって目の見えなくなった白い雌(めす)狼がいたと言います。
その棲み処では子狼と生活をしており、
猟師たちがその棲み処を見つけた際の場面を回想されています。
巨大な子狼が羊を捕って山へ戻り、低い鼻声を立てて鳴くと
その子でも妻でも無く、洞穴から出てきたのは
目の見えなくなった母狼だったと言う。
老いた母狼が嬉しそうに尾っぽを振り、唸りながら
捕ってきた羊に舌鼓を打ったそうです。
なんと、この母狼は1年間もの間、その子狼が運んでくる
食べ物で養われていたそうで、
子狼は母狼をいたわっており、子は母の顔を舐め
母もまた子の顔を舐めていたそうです。
母狼が肉を食べてる間、子狼は傍にうずくまっていたそうで
彼は少しも食べようとしなかったそうです。
この感動的な光景を目の前にして
さすがに気の荒い猟師たちも強く心を動かされたそうです。
(犬の行動と心理 より参照)
とても感動的な光景だと言うのが想像出来るエピソードですね。
以前ご紹介した
”30kmも走って獲物を捕らえ、子のために〇〇の早さを夫婦で争う!?”と
全く逆のお話ですね。親が子を思い、子が親を思う。今回は狼のエピソードでしたけど、
犬でも上記で示してるような年長者には頭が上がらない。となると
同じ様なお話がたくさんありそうですね。
この様なエピソードが沢山あふれる現代社会(人間やペット共に)で
あって欲しいと願う今日この頃です。
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