長寿犬の”食”について、多くの犬は〇〇だった!?
2024.04.26
長寿犬の事について調べている興味深い文献が
あったのでこちらで紹介いたします。
平岩米吉さんと言う動物研究者さんが長寿犬について
様々な視点から調査されている結果を執筆されています。
ちなみにですが、日本国内の長寿犬について
2011年時点でギネスブックに認定されていた
国内最長寿犬は栃木県にいた26歳9か月の雑種犬。と言う形でした。
しかしながら、ギネスブックに認定。と言う事がまだなかった時代に
この平岩さんが独自に調査した結果によると
昭和41年11月、山梨県に28歳10か月の甲斐犬がいた事が判明したそうです。
生まれた年(昭和13年)の甲斐犬展覧会で
この甲斐犬が天然記念物に指定された事が、
年齢を証明する形となったそうです。
なぜそんな長命だったかと言う点は、
・生活する所が高地(700m)だった為、フィラリアを媒介する蚊がいなかった事
・幼時から首輪をつけた事の無い生活を送った事
等では無いかと言われいます。
国内の長寿犬達を調査する中で
様々な点(犬種、性別、大きさ、飼育状態等)での調査結果がある中
”食”に関して気が付くのは、
”家人と全く同じものを与えられていた”と言うのが相当あり、
野菜や果物が好きな犬が多い。と言う結果だったそうです。
(犬を飼う知恵 より参照)
とても驚きの結果だなぁ。と感じました。
年齢にしてみれば、20歳まで生きていると聞くだけでも凄い!!と思うのに、
25歳以上生きている犬がいるとは・・・。
人間で言うと何歳位なのでしょうか?(120〜130歳前後!?)
また、
”犬の腸の長さが狼よりも長くなっている理由とは。”で
記した様に味付け等はせずに与える事が良い。と
思っていたのが一気にひっくり返された形ですね。
この調査が昭和40〜50年代の物だと思うので、
ドッグフードはもうすでに一般的になって来ていたとは思われます。
その中で当時の一般家庭の食生活と、現在における食生活(原材料や調味料等)の
違いがあるものの、やはりお味噌汁にご飯等を入れる
通称”ねこまんま”が最強!?なのかなぁ。なんて思わせる文献内容でした。
(⇒犬にも家の人と同じ食事を与えてください。と言う意図はございません。)
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