犬の腸の長さが狼よりも長くなっている理由とは。
2024.03.21
犬は元々肉食の獣と言われており、
狼と近い遺伝子を持っているとも言われております。
ただ、犬の腸は狼の腸よりも長い。という事を
”食”の観点より見た文献記事をご紹介致します。
犬も元来、狼と同じく肉食の獣と言われております。
1万年以上前より人間の食物の残りで養われてきた
(勿論、完全野生の犬も存在するとは思いますが)現在は、
ほぼ人間と同じように”雑食”になってきていると言います。
その為に、腸の長さもその”雑食”に適合するべく
野生の狼より50%程長くなっているとの事。
(腸の長さの目安は、狼は身長の4倍と言われており
犬は約6倍とも言われている)
そのことより、犬の食物は仮に飼い主と同じであっても
差し支えは無いと言われています。
⇒勿論、味付けの有無や与えてはいけない物等は
考慮した上でのお話にはなるかと思います。
(犬を飼う知恵 より参照)
犬の歴史において、元は肉食に適した腸の長さだった物が
食べる物に適合していく為に、代々にわたって腸が長くなって行く。
かなり”生物の神秘”的なお話だなぁ。と感じました。
また、この著書内では犬に刺激物は与えてはならない例として、
ある家庭で犬の食欲が悪くなり、唇がただれてしまった。と言う
エピソードがあった。結局その家庭では味噌汁にいつも唐辛子を
入れており、その残りをいつも犬に与えていたと言うお話でした。
その事からやはり同じ食物と言えども、余計な味付け
(辛い、甘い、しょっぱい等)は犬に必要無いんだろうな。と改めて実感しました。
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