京都の祇園でも有名だった!?西郷隆盛が愛犬に与えていた食べ物をご紹介!!
2025.07.18
西郷隆盛氏と言うと江戸時代幕末から明治時代初期にかけて活躍し
様々な書物、最近では大河ドラマの主人公として描かれたような人物です。
個人的にパッと思いつくイメージでは、
”鹿児島”、そして”愛犬家”(銅像で犬と共に。のイメージです)と
言うところでしょうか。
その生涯でお供していた犬たちへ
西郷隆盛がよく与えていた食べ物について、
昭和12年、鹿児島に西郷隆盛の銅像が完成した際
鹿児島県教育会は全県下の市町村に
西郷隆盛の聞き取り調査を行ったそうです。
そのエピソードをまとめた「南洲翁逸話」と言う文献内に
いくつも出て来るある食べ物をご紹介いたします。
それは、「鰻(うなぎ)飯」です。
ある時、犬を連れて鰻屋に寄り鰻丼を注文し、
一杯持ってきたがすぐ庭に投げて犬に与えたそうです。
さらに一杯、また一杯と三度持ってきたが、
店主は「もうない」と言ったそうで、西郷氏はやむを得ず
自身は食べずに去っていたそうで、
店主は不届きな奴だと思いながら後片付けに行くと
お盆の下に5円が置いてあったそうです。
(当時、東京の老舗でうな重(並)1杯が20銭だったそうです)
西郷氏が犬に鰻飯を与える話は各所で知れ渡り、
その逸話が京都内でも広がるほどだったそうで
京都の祇園でも犬を連れて茶亭に上がり
そこでも犬と一緒に”鰻飯”を食べていたそうです。
(「犬たちの明治維新」、「南洲翁逸話」 より参照)
激動の時代を生きた西郷隆盛氏のそばには常に犬がいた。
鹿児島を拠点にし、京都へ向かう際にも犬を連れて行く。
彼は相当な愛犬家だったんだと想像します。
また、他の逸話の中に西郷家には犬飼の男がおり、
ブリやその他の魚を半つき米(半分ほどしか精米していないお米)と
一緒に炊いて与えていたそうです。
それはそれで美味しそうで栄養もありそうですし、
やはり鰻飯(今で言うとうな重ですかね)を
食べて犬たちも元気だったのかなぁ。と勝手に想像してしまいますね。
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