やっぱり●●は有能な食材だった!?傷を受けた時も●●を煮て食べさせていた!!
2025.06.24
以前、
”その昔、日本では犬の薬として〇〇を食べていた!?”でご紹介したように
”小豆”は当時犬の薬として食べられていたようで
また新たな!?用途について記してある文献があったので
こちらでご紹介いたします。
大和郡山の藩主であった柳沢信鴻(のぶとき)氏が
50歳で隠居し、記されていた日記の中に
興味深い内容がありました。
俳句が好きで、芝居が好きで、犬が好きだったと言います。
一部抜粋致します。
安永4年(1775年)
10月19日
「巨摩狗(こまいぬ)、このほど犬に咬まれ、
〜〜中略〜〜
傷がひどい。赤豆煮を遣(つか)わす
⇒(こちらでは与えたと解釈します)」
以上
やはり当時、赤豆(小豆)は
犬の病気やけがを治すときによく使われていたそうです。
傷を受けた時は急いで小豆を食べさせるのが良い。と
言われていたそうです。
食べにくい際は、すりつぶしてあげたり
魚の汁等をかけて食べさせるのが良いとの事でした。
(「犬たちの江戸時代」、「宴遊日記」、「犬の草紙」 より参照)
小豆の事について調べてみると、抗酸化作用が高かったり
体内の余分な水分、塩分、老廃物の排出を促したり、
腸内環境を整える。であったり、貧血予防にも良いと言われているみたいです。
その中の「傷を受けた時の小豆」と言うのは
鉄分も含まれていると言う観点での、血を作る所からの由来なのか
また別の効能からなのかはよくわからない所ですね。
以前ご紹介した
”その昔、日本では犬の薬として〇〇を食べていた!?”で
たまたま小豆の粉をあげて治ったから。がこの効能のルーツだとしたら
知られると世の中がひっくり返る出来事だったんだろうなぁ。と思います。
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