犬の味覚が鈍いのは●●が原因だった!?
2025.01.30
犬の味覚について、
以前「犬の味覚について、〇〇には敏感!?」にて紹介したように
甘酸っぱい果物等を好む傾向があると言う事でしたが、
人間と比べると味覚は全く発達していないと言います。
野生時代に味のない食物を摂取していた事にもよりますが
そもそも食物の”頂き(食べ)方”が全く違う為では無いかと言われています。
人間は口の中において舌で味覚を感じつつ味わい持って食べて行きますが、
犬の場合では肉食動物の為、食物の弊害(そのままを頂く為?)に対し
心配が無い(無頓着?)為、噛んで咀嚼(そしゃく)せず
食物を丸飲みにする習性があり、
その食べ方に適応した消化器を持っていると言います。
その為、味覚反応を生ずる以前かあるいは味覚反応を生じた瞬間に、
もう食物を飲み込んでしまっている場合が多いと言われています。
また、もう一つの理由として
犬の口は人の手のような働きをしていて
物を咥えたり、自己または子犬の体を清潔にする目的で舐める為
舌が色々な刺激を受ける影響で味覚が発達しなかったとも言われているそうです。
(心理と行動から見た 犬学入門 より参照)
いままでは漠然と犬はまる飲みをしたり早食いだから。と認識していましたが、
よくよく考えて見ると元来肉食動物だからと言う事で改めて納得ですね。
言われてみれば、固い(食)物等を除いて
味わい持って食べている姿はあまり見ない気がしますね。
野生時代からの遺伝子によって、飢えをしのぐ為目の前ある食物は
食い溜め(丸飲み)する事がベースにある動物なんだなぁ。と再認識しました。
”食料はきちんとあるし、慌てずゆっくり食べて”と言う
人間(飼い主)の言葉が伝わればなぁ、、、なんて考えてしまいます。
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