改めて見てみると健康的!?昭和20年代の犬用手作り食についてのご紹介!!
2024.11.11
昨今、様々な犬用の手作り食がSNSで紹介されたり
書籍になって発表されていたりしますね。
ここでは、”やみつき覚悟。”的に、
ドッグフードがまだ無かった(であろう)時代に紹介されていた
(昔から食べていたであろう)犬用のご飯レシピをご紹介いたします。
これまで(昭和20年代当時)は長期間人間の食物の残り物を与えられ
元来、犬は肉食獣ではありましたが今日では
半肉食、半菜食に順化される様になったと言われています。
中には菜食のみで養い、健康に生活している犬もいましたが、
これは例外なもので、やはり毎食に幾分かの牛肉か魚肉を混ぜて
その味を含ませた米飯と野菜を与えるのが
犬の健康を保つ上に必要であると言います。
具体的には、
牛、豚、馬等の獣肉か魚肉を
甘藷(サツマイモ)か葉菜類(キャベツ等)と混ぜて水分を多くして煮、
それを汁と共に米飯にかけてやればよい。と書かれています。
ただし、獣肉の上等な部分等ばかりでは無く、
内臓やコマ切れ等の方がより多くの栄養分あると言われており、
牛や豚の肝臓も(お)通じを良くするし、栄養があり犬に良い。と言われています。
また、魚肉は良いが同じ海産物でも
カニ、タコ、イカは良くありません。
また、1日に与える目安の量として、6貫(かん)(約22.5kg)の犬の場合
※1貫(3.75kg)、1匁(3.75g)で計算
・白米 5合 ⇒ 750g
・(牛)肉 40匁(もんめ) ⇒ 150g
・甘藷 50匁(もんめ) ⇒ 187.5g
・葉菜類 20匁(もんめ) ⇒ 75g
・食塩 茶さじ1杯 ⇒ 約2〜3g
となっており、白米の半分を”おから”や”麦”にしても良いとも書かれています。
(犬の百科事典 より参照)
突然襲ってくる災害時等、急遽避難した先で
ドッグフード等が無い環境下においても
この様な知識が頭の片隅にあると無いでは
犬の健康状態も変わってくるかもしれませんね。
飼い主さんが食べる味付け前の物をそのままシェアして緊急時をやり過ごす。
そんな事をシュミレーションした食事をたまにしてみるのも良いかもしれませんね。
後、やたらとこの時代の文献には甘藷が出てくる事が多いのですが、
やはり当時は有り余るほどサツマイモが採れてたのかなぁ。とふと思ったり、、、。
一覧ページへ戻る