犬は人と比べ虫歯になりにくい。その理由とは!?
2024.10.21
犬の口腔関係の話題でよく聞く、”歯石”のお話、
実はそのお話ととても深い相関関係があると言われています。
そもそも犬は人と比べて虫歯になりにくく、
歯周病にはなりやすい動物だと言われています。
その理由とは、ズバリ”唾液の成分(ph値)”の違いです。
犬の唾液はアルカリ性で、デンプン質を糖へと分解する酵素が
あまり含まれていないそうで、虫歯の栄養となる”糖”が
口の中に溜まりにくく、また歯の形も尖っている為
くぼみに為虫歯菌が繁殖しにくいと言われています。
反面、アルカリ性がゆえに
歯垢が石灰化して歯石になりやすいと言われています。
(最新研究で迫る 犬の生態学 より参照)
今まで歯石の話はよく聞いたりしますし、
唾液の話も何気なく聞いた事はあったのですが
そう言われれば、、結局そうなるか。と思った次第です。
私たち人間がご飯をよく噛むとほんのり甘く感じるのは
上記の酵素(アミラーゼだったと、、)が唾液の中にある為で、
犬にはその酵素があまり含まれていない。と言う話を思い出しました。
犬は酸性に傾いた食品(肉、チーズ等)も良く食べているかとは思うのですが、
”糖”が含まれている物は元々犬へは控える傾向にあると思うので、
結果やはり虫歯は出来にくいのだろうなぁ。と考えます。
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