庭に侵入してきたコヨーテと一触即発!?原因は草刈り後の〇〇
2024.07.27
アメリカの人類学者が自らの飼い犬を長年観察し
知られざる犬の生態や詳細等を描いた著書より、
ひとつエピソードをご紹介いたします。
常に犬が複数匹いる家で家族と共に生活する中で
著者は何度かの引越しを行い、
アメリカのニューハンプシャー州の家に引越した時のお話です。
よく自宅の庭に1頭の野生のコヨーテが姿を見せていたそうで、
ハタネズミを漁りに来ていた様子だったそうです。
自宅で飼っている犬は老犬もおり、
もしそのコヨーテとケンカ等になってしまうと
致命的な傷を負う結果にもなりかねない。と心配していました。
そんな、ある日
いつもの様に庭で草刈りをしていた時にコヨーテは現れ
犬たちがそのコヨーテに近づいて行ったそうです。
もともと彼らは服従心の強い犬では無く
彼らは走り続けて行ったそうです。
草刈り機をかけると、それに引っかかった小さな生き物
とりわけ”バッタ”の死骸等がたくさん転がるそうで、
その日コヨーテは草でも食べるように
その”バッタ”を食べに来ていたようです。
そして30フィート(約9メートル)程手前で立ち止まるなり、
以外にも彼らはコヨーテが漁っていたものを同じく漁り(食べ)だしました。
その姿を見たコヨーテも再び食べることに戻ったそうです。
後に判明するのですが、そのコヨーテとは互いに顔見知りだったそうです。
(犬たちの隠された生活 より参照)
夏に必ずお目見えする昆虫”バッタ”のお話です。
夏の草むらでよく生息する生き物なので、夏のお散歩の際
犬がバッタを食べ(た)そうになる。と言うお話はチラホラお聞きします。
ただ、なかなか日本でコヨーテを見る機会は無いと思うのですが、
人間と生活圏が重複するエリアなどでは家畜やペットがコヨーテに襲われたりする事もあるようです。
今回ご紹介したコヨーテと遭遇して”バッタ”で繋がる。と言うお話が
何か人種(犬種?)が違えど”食”を通じて一つになる。的なお話に思えた次第です。
(ちなみにその後、3匹の犬の内1匹とそのコヨーテとの間に仔犬が生まれたそうです)
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