幽霊!?だと思っていたら大間違い!!野生のオオカミに育てられた〇〇の”食”についてのお話
2024.07.09
1920年、インドのミドナプールと言う所で孤児院の責任者をしていた
J・A・L・シング牧師は、ゴダムリ村の住民から悪霊退治を頼まれていたそうです。
地元住民の間ではオオカミのすぐ後ろから幽霊が出てくる。と言う話で
持ちきりとなり、手足や胴体は人間そのものだったそうですが、
頭は巨大だったそうで、まるで人間の目鼻を備えた大きなボールのようだったそうです。
シング牧師と幽霊が見えると言う所へ一緒に行った地元住民は
まざまざとその幽霊を見たことによってすっかり怖気づいてしまい
それ以降は誰一人一緒に行ってくれる人はいなかったそうです。
シング牧師は再びその幽霊を確認すべく
幽霊が確認される所へ出向いて行かれました。
そこで再び幽霊を見るのですが、
驚くことなかれ、実はその”幽霊”は
オオカミに育てられていた2人の少女だったのです。
どのような経緯でオオカミに育てられたかは不明ですが
2人の年齢は9歳と2歳位だったそうで、
責任者を務める孤児院に連れて帰り
人間の子供として育てると言う困難な仕事に取り組んだそうです。
人間の声は全く出せず、四つん這いで這いまわり
見知らぬ人にはうなって歯を剥き、
人間より犬と一緒にいる方を好んだそうです。
その彼女たちは、食べ物を入れたお椀に顔を寄せる犬食いで食事し、
水も飲んだそう。食事中そばに誰もいないと、
二人は大急ぎで中庭へ走って行き、
生肉や骨の一番いい所を取り合いながら、
犬と一緒に食事をしたそうです。
また、犬たちが埋めていた骨や肉を嗅ぎ当てたりと
嗅覚がとても鋭くなっていたそうです。
(ペットたちの不思議な能力 より参照)
いつもは”人間から見た犬”で世界はまわっていますが、
こちらのお話は”犬から見た人間”で生きてきたであろう少女のお話でした。
この少女たちのその後なのですが、幼い2歳の子は保護されて11か月後に
亡くなってしまったのですが、9歳の子はその後約8年程人間の世界で生き続け
最終的には普通に歩く事が出来るようになったそうです。
最後は尿毒症の為、17歳で亡くなってしまったそうです。
冒険小説や子供の本の中の話だけでは無かった、
今では絶対にありえないであろうお話のご紹介でした。
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