珍味としておなじみの〇〇を犬が食べてしまうと起こる恐ろしい事とは!?
2024.01.06
著者が飼っていた”エス”と言う雄の犬について、
去勢手術を行った後、放浪性が発揮されてきた。と言う中の
あるエピソードで語られていた一文をご紹介いたします。
或る日、市場の、−私の近所には市場が三軒もあるのだ、
魚屋の親爺(あるいは乾物屋だったかも知れない)が、
息せき私の家へ駆けつけて、
「奥さん、お宅の犬が店の鯣(するめ)を咥えて逃げましたよ!」
と妻に言った。
「あら、それや済みませんでした。ほんとにエスと来たらこの頃
仕様がないんですの。一体、幾何程くらいな鯣でしょう。」
と弁償するつもりで聞いた。
「いや、鯣はどうでも構いませんがね。
あれを皆食べてしまうと死にますよ。」
「どうしてですか?」
「水を飲むからですよ。
やつ、美味しがってムシャムシャやった後で、
喉が渇くからきっと水を飲みます。
そうすると、お腹ん中で鯣がいっぺんにフヤけて、破裂するんでさア。」
(私の動物記 より参照)
こちらは日本の元祖マルチタレントとも言える人物でもある
徳川 夢声(とくがわ むせい)さんの著書内でのエピソードとなっております。
このエピソードの結末はと言うと、鯣を咥えたエスを奥様が発見し
結局のところお腹は破裂することなく一安心。と言った内容でした。
こちらは昔の街並みの中でのエピソード(するめは恐らくイカ丸々1枚)ではありますが、
現在の日常でも、(普段はイカ等は与えてはいけないと言うのは皆さん周知の事実だとは思いますが)
飲酒時ついあげてしまいそうになりそうな一品なので改めて注意が必要。と言う事を
再認識して頂ければなぁ。と思いこちらでご紹介させて頂きました。
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