総合栄養食が無かった時代、産後すぐの母犬へは栄養補給に〇〇を与えていた。
2023.12.09
現在においては総合栄養食(ドッグフード)も様々な種類が存在し、
ステージ別や用途別等に細分化された物が発売されています。
その様な物がまだ存在していなかった昭和初期頃、
お産後の母犬へは何を与えたら良いかが記された文献記事をご紹介いたします。
お産のあった日には、母犬に牛乳、生卵のみで、固形物は与えない方がいい。
先ず一日量、牛乳五六合(約1リットル前後!?)、生卵五つ位でよい。
二日目から五日目位までは、お粥にして、滋養の多いものを與(あた)へるように
せねばならぬ。
お産をして五日も経過すると、ご飯で差支へないが、この場合は、決して滋養を
落してははならない。と記述されていました。
(犬の知識 より参照)
この内容を読んで、”そりゃ栄養あるよなぁ。”が率直な感想でした。
”卵”はそもそもすべての栄養がバランスよく含まれている食材でもあります。
現代風に言い換えると”飲む総合栄養食”と言った所でしょうか。
ただ、記載されていた量を見てみると”結構な量だなぁ。”と言う感覚ですが、
期間中ご飯を食べないのであればある意味納得ですね。
当時、居たかどうかは定かでは無いのですが”卵アレルギー”を持った犬の場合
どうしてたのかなぁ?と、ふと思った文献内容でした。
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