犬も人間と同じ様に「うま味」を感じている話!?
2025.10.31
日本の料理ではおなじみの”だし”文化。
そこにはうま味がたっぷり詰まっていると言われています。
昆布やトマトなどに含まれていると言う「グルタミン酸」
カツオやイワシなどに含まれていると言う「イノシン酸」
干しきのこ類などに含まれている言う「グアニル酸」
そのうま味成分を掛け合わせると
うま味は1+1が通常2になる所が
「うま味の相乗効果」と言われる現象で
その数は7〜8倍になると言われいます。
詳しくは割愛させて頂きますが、
実はこれ、人間にだけ当てはまっていると言う事は無いそうで
犬にも人間に匹敵するほど大きな相乗作用を示したそうです。
要するに”犬はうま味を感じている”と言う事が証明された事となります。
ここで興味深いのは、人間においては
グルタミン酸と(イノシン酸、もしくはグアニル酸)との間で
相乗作用があると言うのに対し、
犬の場合はグルタミン酸とイノシン酸の時のみに
相乗作用が示された。と言う点です。
犬の場合、昆布とシイタケの組み合わせより
昆布とイワシ等の方がうま味を一杯感じてくれると言う事なのですね。
(特定非営利活動法人 うま味インフォメーションセンターHP内
「基本味としてのうま味」ページ より参照)
最近うま味について調べる機会があり、犬に対しても有効と言う結果でした。
詳細は割愛させて頂きますが、調べれば調べるほど奥が深いんだなぁ。と実感します。
実は”スモークササミ”商品も燻製をすることにより鶏肉のうま味
(元々グルタミン酸とイノシン酸を含有)がギュッと濃縮されていた事が判明しました。
香りだけで嗜好性が高いのだと思っていたのですが、
うま味の面も感じ取っていてくれてのあのリアクションなのか。と改めて実感です。
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